Pebble Time Round 1日目の感想

郵便局からシンガポールからの荷物の不在通知が届いていて「これはPebble Time Roundしかあり得ない」と思い、日付は過ぎていたが速攻で荷物を置いて郵便局に取りに行った。24時間取りにいける郵便局が近くにあって有り難い。というわけでPebble Time Round 1日目の感想。

パッケージ

Pebble Time Roundはパッケージは四角だけど、ブルー系の箱で過去最高にオシャレだった。もしかするとカラーバリエーションでパッケージも違うのかもしれないが。

Pebble Time Round

今まで手に入れたPebble, Pebble Time, Pebble Time Steelのパッケージは以下の通り。

Pebbleit's timePebble Time Steel

外観

PebbleとPebble Timeと比べてみた図。

Pebble 3

Pebble Time Roundは小さくて、薄い。スマートウォッチ感が全然ない。側面のボタンもそれほど主張しておらず、普通の腕時計と見間違えられそう。

青い部分が電子ペーパーで時計を描画している部分でその周囲の白い部分には00から55まで分を示す文字盤が書いてある。どうやらカラーバリエーションでこの文字盤が違う。

よく見ればわかるが色を選ぶときには全く気が付かなった。個人的にはこの文字盤も本物の腕時計っぽさを表現しているので嫌いではない。

バンド部分で14mmか20mmかで悩んだけど、20mmでも十分スリムなので14mmにしなくて良かったと思う。14mmは完全に女性用となるだろう。

操作感

ボタンが少し押しづらい。今までのPebbleに慣れているだけか、Pebble Time Roundの構造的問題なのかはまだわからない。そのうち慣れることを期待。

構造的な影響としては小さい分、本体の位置が腕の中心に来ないことがあってそれでボタンの位置もいつもと違う位置にあって押しづらいのかも。バンドが馴染んできたら安定するかな?

バッテリー

Pebble Time Roundが発表されたときにバッテリーについて全く主張がなかったのであまり持たないと思っていたが、公式には BATTERY LIFE UP TO 2 DAYS と書いてある。通知以外ではMisfitアプリで万歩計、睡眠時間の計測をしているけどまる1日使った段階で残り60%となっている。自分の使い方でも2日は持ちそうだ。

充電用のUSBケーブルはPebble Timeと互換があったのでこれで一つを会社用に持っていくのもありだと思う。Pebble Timeではお風呂に行く時に充電するという習慣になっていたけど充電間隔が短くなることに対応できるかどうかはまだこれから。

アプリ

日本語化はできたが自作のWatchappがインストールできなかった。Pebble, Pebble Timeで使っていたModernなWatchfaceもインストールできなかった。よくよく考えれば当然だし、Pebble SDK 3.6でビルドしないといけないらしいことはドキュメントを読んでいたけど、SDKとFirmwareの話がごっちゃになったのとiOSの時の経験で勘違いした。

iOSでは新しい機種がでても古いiOS SDKでビルドしたアプリはそのまま動くことが多い。iPadが出たときもiPhoneアプリを拡大して無理やり表示していた。

自作のWatchappではPebbleのUI APIを使っていたのでその辺うまくやってくれるのかと思っていた。しかし、よくよく考えればiPhoneやiPadのようなスペックならまだしも非力なPebbleで四角のUIを丸型のUIにコンバートして動かすのは自分がPebble Firmwareの開発者だったらやりたくないし、アプリ開発者に「悪いけどPebble Time Round向けにビルドしなおしてくれ」とお願いするだろう。

その点ではApp Storeに公開してるアプリ開発者に対して「Pebble Time Round向けの対応必要だよ」というアナウンスはしてもよかったんじゃないかな。あったけどメールを見落としているだけだろうか。ちなみにWordpressでは「もうすく新しいバージョンリリースするけどお前のプラグインテストしてるか?」的なリマインドが来る。

とりあえずPebble Time Round向け対応を始めようと思う。基本的にUIのAPIを使っているのでそのままビルドしなおすだけで動くはず。

ドキュメントを少し読んだ限り、丸型ディスプレイ用に PBL_ROUND というDefineが追加されていて、C言語では#ifdefで分岐できる。あとは画像はimage~rect.pngimage~round.pngのようなsuffixをつけておけば切り替えられる。独自に描画を頑張っているアプリでは対応はそれなりに手間になりそう。そういう理由でまだPebble Time Roundで使えそうなWatchfaceは少なく今のところデフォルトのWatchfaceを使っている。逆に言えば競合が少ない今、Pebble Time Round向けのWatchfaceを公開するチャンスでもあるけど。

Dock

以前作ったPebble TimeのDockはPebble Time Roundでは合わなかった。本体の縦の長さが短いのでベルトがあたってしまい、うまくUSBの接続部マグネットがフィットしない。

またMakerBot’s Thingiverseで探したら前回のPebble Time Dockの作者の方がPebble Time Round版(Pebble Time Round charging dock)も公開してくれていた、おそらく高さを削っただけだと思う。早速、DMM.makeで3Dプリントを依頼。