OS X Mavericksが出てから二週間くらい経つ。今のところ問題はおきていない。
もともとアップグレードして何が良くなるの?って感じだけどいまのところ体験できているのは
- ハードディスクの空き容量が増えた気がする
- マルチディスプレイ対応便利
- Finderタブあんま使いこなしてない
- Safariが便利になっているかも
といったところ。正直なところAppleがサイトなどで公開している新機能はほとんど使っていない。(フォルダのタグ付けとか、追加されたアプリとか)
ハードディスク
15GBくらい空きが増えた気がする。人(環境)によって差があり50GBも空いたという人もいるようだ。概ね10GBくらいは空くようだ。PowerPCを省いたときは説明がつくが今回は一体何を削ったんだろう。
マルチディスプレイ対応
アプリのメニュバーが全てのディスプレイに表示されるようになった。(これを可能にするアプリもあって昔入れていたこともあった)実はメニューバーじゃなくてDockもついてくる。便利だ。
マウスのカーソルでアクティブなディスプレイを判定しているようだ。アクティブな方にDockが出たりする。
ちょっと気になっているのはウインドウが2つのディスプレイにまたがっている時に、非アクティブなディスプレイで何も表示されないことがあるところだ。これは狙ってやっているのかバグなのかよくわからないがウインドウのサイズや位置を調節してあげないといけないことがたまにある。
アプリの互換
キーボードのキーの割り当てを変更するDoubleCommandが動かなくなった。最近更新されていないようなので KeyRemap4MacBook に切り替えることにした。KeyRemap4MacBookは日本の方が開発しているらしくMavericksにも対応している素敵なアプリだ。もともとやりたいのは Home/End キーを文書全体から行の最初と最後に変更するだけだけど。
VMware Fusion 5上のUbuntuは一応動いてはいた。しかし今キャンペーン中なのでVMware Fusion 6 Professionalにとりあえずアップグレードした。
開発に使っている以下のツールで今のところ作業に支障をきたす問題は起きていない。いずれも最新版を使っている。
- XCode
- Android Studio
- Sublime Text2
- PhpStorm
- Fireworks CS
- Evernote
- Kobito.app
- Dash
- VMware Fusion Professional
Finderの話
Finderがタブ使えるようになったんだけどあまり使いこなせていない。
結局ファイルコピーとかで使うときは両ウインドウ見えていた方がいいので別のウインドウで立ち上げる。慣れとは恐ろしいものですぐに Cmd + Nを押してしまい Cmd + T を押さない。
というかタブ使えること自体を最近は忘れてた。タブ機能嬉しい!と思っていたのに不思議だ。
Safariの話
iOSと同じくOS XにもOSにTwitterアカウントなどを紐付けることができる(システム環境設定 > インターネットアカウント)。これをSafariが参照してくれているらしくタイムラインのつぶやきでURLがあるものだけを抜き出して一覧にして表示する機能がある。こういうアプリをRubyMotionで作ろうと思っていたのだが先にやられてしまった。しかしPocketに入れるだけなどまだ作るための動機は若干残っている。
あとiCloudの設定が必要だけど、デバイスをまたいでSafariのタブの共有ができるようになっている。これはChromeでもできていたけど結局iOSではSafariをそのまま使っているのでこれが有効活用できる。実際にRSSやらSNSやらでiPhoneでページを開いて気になっていたけど割り込みで放置していたものがMacから引き継いで読んだり、調べたりできるので便利。
MacではメインブラウザにはChromeを使っているがこの2つの機能にはSafariを並用して使う価値がある。
iBooksの話
iBooksが OSXに導入された。それまでiTunesで管理していたものがiBooksで移行された。
iOSデバイスへの転送はiPhotoと似たような並用になる。自炊したPDFをiBooksで取り込み、転送はiTunesと2つのアプリを使わないといけないので転送時は少し手間になった。といってもたまにしかしない作業なので概ねiBooksのように特化したアプリになってくれたのはありがたい。サイドバーでフィルタできるようになったり地味に便利になっている。
その他の気になること
MavericksというかXcode 5の話になるのかもしれないが、Xcode 5ではPreferencesからXcode Command Line Toolsがインストールできず、必要なタイミングでApp Storeにナビゲートされたりした。
Xcode Command Line ToolsはHomebrewなどに影響があるのでbrew doctorを実行して確認しておいた方がいいだろう。自分の場合はbrew upgradeを実行したらXcode Command Line Toolsが無いよ。と言われて気がついた。
なので開発者の人はその辺りもチェックしておくと良いと思われ。App Storeから明示的にインストールできるのかは不明だが、https://developer.apple.com/downloads/index.action あたりからはダウンロードできる。
まとめ
ディスクが空いた以外はこれはすごいという機能があるわけじゃないのだが、地味に良い機能がいろいろあってアップグレードする価値はあったと思う。これが無料で使えるのは素晴らしい。
押入れにあったMac Book Airにも入れて新たな役割をあげたりしている。