▲ 展示入り口の壁。ルノワールの「イレーヌ」
朝より夜の閉館間際がおすすめ
5/1 18:30ごろに至上の印象派展 ビュールレ・コレクションを見に行った。休暇だったので朝一で行こうと思っていたが国立美術館のツイート(NACT_PR)によると平日でも朝は混雑しているようなので諦めて閉館間際に行くことにした。
▼ 平日でも10時〜12時は混雑している模様。
国立新美術館 NACT @NACT_PR 4月27日
至上の印象派展 ビュールレ・コレクション ただいまの入場待ち時間は10分です。(11:10現在)
GW期間中は20時まで開館している。そのあたりの情報を知らない人達との競合をさけられる。平日ということもあったが予想よりも混雑しておらず、ゆっくり観覧できた。19:30には入場も締め切られるのでさらに人は減る。
エミール・ゲオルク・ビュールレという人物
今回のイベントはエミール・ゲオルク・ビュールレ(1890-1956)という人が個人で収集してきたコレクションが、チューリッヒ美術館に寄贈されることになり、チューリッヒ美術館の準備の間に日本に回ってきたというもの。
この人はドイツ生まれで、お嫁さんの父親が株主になっていた工作機械会社に入って、スイスの会社に派遣され、成功していった人物。戦争中の軍備関係で利益をあげていたようだ。後にスイス国籍も取得して移住したチューリッヒで絵画を収集していたそう。
彼が亡き後は家族が財団を立ち上げて美術館をオープンしたものの、強盗団に襲われるなどセキュリティに限界が来たせいか、2020年に開館予定のチューリッヒ美術館の新館に常時展示されることになり、財団の美術館は閉鎖。ビュールレ氏はチューリッヒ美術館にも寄付をしてきた人なので、関係性が強いのだろう。
至上の印象派展の内容
- 肖像画
- ヨーロッパの都市
- 19世紀のフランス絵画
- 印象派の風景
- 印象派の人物
- ポール・セザンヌ
- フィンセント・ゴッホ
- 20世紀初頭のフランス絵画
- モダン・アート
- 新たなる絵画の地平
至上の印象派展では64点の作品が、上記の10章で展示されている。印象派に関するのは4, 5, 10章になる。エドゥワール・マネと主要な印象派の面々であるクロード・モネ、カミーユ・ピサロ、エドガー・ドガ、アルフレッド・シスレー、ピエール・オーギュスト・ルノワールの作品が展示されている。
ポスト印象派からポール・セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、シニャック、ロートレックなどの面々、モダン・アートからピカソの作品も展示されている。
最後の10章ではモネの「睡蓮」のみが展示されていて、ここだけ写真撮影可となっている。
▼ 19:30を過ぎると少し横からなら簡単にパシャリ。
今回の至上の印象派展ではこのモネの「睡蓮の池、緑の反映 1920-26年」とポスターにもなっている、ルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ) 1880年」が目玉とされている。
お土産
▲便利過ぎるマスキングテープから、モネの睡蓮のマスキングテープを購入。400円。