ソニーがPC事業を投資ファンドの日本産業パートナーズに売却するという話が公式に発表された。
初めて買ったパソコンがPCV-S510という機種だった。その前にTという型番があったので二番目くらいに古い機種だと思う。Pentium2でWindows98。VAIOというのはVideo Audio Integrated Operationの略で映像や音楽を扱うためのパソコンだった。
当時のパソコンは白が当たり前で紫なんてのはアバンギャルド以外の何者でもなかった。見た目も中身も他社のパソコンとは 一線を画すものだった。
その後S社のV部門のソフトウェア部隊に入ったあとも皮だけのこして電源やマザーボードなど中身を全部入れ替えて使っていた。今思えばVAIOがなければS社に入っていなかっただろう。
その後Laptopでいいやん派になってしまったので、VAIOのデスクトップを買ったのはPCV-S510が最初で最後だった。会社では入社したあと開発マシンに何故かVAIO MX(MDが付いているやつ)を渡されたが生産性が落ちるとか言ってDELLのデスクトップを買ってもらった。それからLaptopで最強と呼んでいたのがVAIO Z「何も諦めなかったモバイル」だった。今のRetina MacBook Proくらい最強だった。それからもVATIO Type TとかType Xとか小さくて使いやすいLaptopをいくつも買った。最軽量、最薄、最大時間などはソニーの得意なところだった。いまじゃAppleに完全に株を奪われてしまったが。正直なところソフトウェアエンジニア目線で言うとWindows8の依存する部分もあるが今のVAIOはあまり欲しいと思えない。
個人的にはPC事業が売却されたのは単に儲からないからだと思う。ソニーらしいで製品が続くならAIBOは今も品種改良されている。
PC事業部が売却されただけでVAIOがなくなるわけではない。しかし僕はVAIOはもう買わないだろうと思う。1つの時代が終わったと感じるから。それでも僕の今があるのはVAIOのおかげである。
ありがとうVAIO。