横浜Fマリノス社長報酬50%カットはビジネス的には正しい

俊輔を逃したとかなんとかでマリノスの社長が責任をとって7カ月間報酬50%カットにするっていうニュースを見たときはそこまでする必要ないやろと思った。スペインで通用しなくてすぐ戻ってくる可能性も無きにしもあらずなのに。

「日本に戻ってくるつもりで他クラブに断りを入れていた俊輔に対して、マリノスの対応は誠意がかけるものだった」みたいなことになってるけどほんまかいな。

別にマリノスの交渉がイマイチだったなら、セルに残るって話でもいいよね?でもそういうのは全然無かったような・・・単純にやっぱスペインにチャレンジしたくなったからそうする。って感じでしょ。

でも俊輔も俊輔で葛藤もあったと思う。日本ではまるでスコットランドリーグが欧州の強豪リーグみたいな報道なされ方をしているけど、自分のリーグのレベルがどれくらいかは本人が一番良くわかっているはず。そんな中CLにチャレンジできるというのが一つのモチベーションだったはずなんだけど、マンU戦のフリーキック以降はそれほど大きなインパクトは残せていない。

さらにCLに関しては言うとブンデスリーガ優勝チームという立場で長谷部がやってくるわけで格的にも追い抜かれた形になっちゃっている。

前のブログにも書いたけどJリーグに戻ってきてもポジションが保証されているわけじゃないし、スタイルの違いなどで苦労するかもしれないしリスクもある。何より海外組というステータスも失ってしまう。

日本に戻りたいって気持ちは嘘ではないと思うけど、そういった葛藤の中で日本でもなくスコットランドでもなくスペインにチャレンジするってのは結構合理的な判断じゃないかな?だからこそ横浜が悪者扱いされているのはちょっと違和感がある。

今回の移籍の真相はよくわからないし日本の報道は鵜呑みにできないので、スペイン語でshunsukeとかでググってGoogle翻訳かけたりしたけどたいした情報は出てこなかった。まぁ、そりゃそうだよね・・・カカやクリロナの報道がある中で中堅・下位クラブがスコットの選手とったこと何て向こうでは大した記事じゃないよね、きっと・・・
探し方が悪いのかもしれないけど、向こうの記事って本当こんな感じだった。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0809/headlines/20090624-00000000-spnavi-socc.html
いわゆるジャパンマネーを期待するって感じの書き方が多かった。冷静に考えたらそうだよなぁ、、3大リーグのチームがスコットランドの30過ぎの選手をそこまでして取ったりしないからなぁ。

そういう記事を見ているうちに、マリノスというチームが俊輔みたいな選手を本当に必要にしているのかってのは疑問だったんだけど、ジャパンマネーを失ったという意味では経営者が責任とるってのは悪くないなぁとふと納得した。