ヒデ東京V練習生の訳

中田ヒデが来月のエキシビションマッチに向けて東京ヴェルディの練習生として参加するらしい。

何故古巣ベルマーレではく、東京ヴェルディなのか。しばし考えてみた。

現役時代、ヒデはベルマーレ(Jリーグ)に復帰することはあるのかという質問に対して、まさか。自分はベルマーレのスポンサーですよ。と言っていた記憶がある。まぁ、これははぐらかしの一種なので額面通りに受けない方がよいだろう。

ヒデはずっと海外でプレーしていたし、今も旅人と表して世界中を旅している。今は日本には実家以外に済むところはないはず。そうすると今はホテル暮らしをしていると思われる。公に日本に帰国したのは今回が初めてな気がするので、エキシビジョンマッチ以外にもそれなりにインタビューなど仕事をしているのではないかと思われる。また、選手としての準備以外にも、エキシビジョンマッチ自体の準備などに奔放しているのであろう。これらの対応にあたって都内に住んで活動することが望ましいと思われる。

ところがどっこい。「よみうりランド」(東京都稲城市矢野口4015-1)都内といっても結構遠い。これなら湘南ベルマーレも変わらないんじゃないかと、調べてみると。「馬入ふれあい公園サッカー場」はもっと遠かった。やはり都内で活動するなら東京のクラブの方が良さそうだ。

さて、同じ東京なら東京FCもあるのだが、おそらく柱谷監督含め面識のある人間がヴェルディに多いのは多少なりとも影響しているだろう。正直東京FCのメンツとヒデとの接点は全く知らない。実際トップの選手と練習するかどうかはわからないが。

現役当時のプレーが出来て無くても、近年3大リークで通用した数少ない日本人選手なのだから、体の動き方や考え方など現役の選手が吸収すべきところはたくさんあるだろう。

ヴェルディを選ぶのはベルマーレに対して少々失礼な気がするが、クラブへの恩返しの方法はエキシビジョンマッチの練習をすることだけじゃないだろうし、彼自身、ブランクのある自分と練習することが選手にとってプラスのことばかりでもないということは理解していると思う。自分とプレーすることが選手のためになるなんておこがましいとすら思ってそうだ。

それでも、こうして日本サッカー界に少なからず接点を持ってくれてるのは彼を応援してきた人間としては正直うれしい。