日本xバーレン戦。岡田監督は何に切れたのか。

スポーツや時事ネタなどについてブログを書こうと思い、下書きをメモ帳にすることもしばしばなのだが、たいてい下書きのまま終わり、今更このネタ投稿してもなぁという感じでお蔵入りになることが多かったりする。

ただ、先日岡田ジャパン応援宣言をした手前、サッカーW杯についてはちゃんと書いていこうと思う。普段ブログは「です・ます」調に統一しているのが、この手のコラム的文章はそれだと書きにくいので、統一できないのは痛いが止めることにする(このくだり、過去にも何回か書いてる気がする。。。)
というわけで、今更だが日本xバーレン戦について。

この試合はまず負けなければ良いと思った。

試合のシステムは3-5-2で、ダブルボランチでSB本職の選手をSHに配置するというきわめて守り重視のフォーメーションだったわけだが、
・3次予選最大の山場と考えて良いアウェーのバーレン戦
・海外組が呼べなかったこと
・けが人もいた
・そもそも本職のセンターバックがいない
・グランドがパスサッカーには都合が悪い
などなどの理由から選択したんじゃないかと想像している。

自分達のやり方をやめて、ほとんど試したことがないやり方で内容も悪く、結果も負けということになってしまったので、批判は当然受けているわけだが、アジアカップのサウジ戦でスピードのある選手に日本のCB(中澤、阿部)がぼろぼろにやられてたことを思い出すと、今回やり方を変えたことについては上記にあげた要因もあるので個人的にはあまり批判要素にしていない。

いつも通りやって負けたら、それはそれで「なぜ学習していない、本職のCBを呼ばない」的な
批判を受けるように思う。

というか負けたら何にでも批判は受ける。だったら、自分達のサッカーをして負けた方が良いという考えは理解できる。ただ今のところ岡田ジャパンに自分達のサッカーというのがどれくらいできているのかどうかは素人目にはわからないので(というか4バックにすれば日本のサッカーになるのか?)、状況に合わせて変化するのは悪くないと思う。

この試合を見始めたとき、スラムダンク風に、「不安要素はキーバーと急造3バック!」と思ったが、試合自体は、ダブルボランチとSHも含めて中盤で相手に自由にさせないようにして、そこそこうまくいっているように見えた。

ところがこの試合はボールを奪ってからびっくりするほど攻められなかった。せっかく中盤でボールを奪ってもそれを攻撃につなげられないというシーンがかなり多く、攻められないので試合を支配できないという悪循環に陥った気がする。

それでも正直なところ負けるとまでは思っていなかった。むしろあわよくばセットプレーかなんかで点を取って勝つんじゃないかと(キッカーがいるのか?というのは置いておいて)、かなり楽観視していた。

ところが、微妙な判定とキーパーのミスでまさかの失点・・・「ハンドだろ!」という解説の声が飛び交う中、「ハンド以前に数的優位な状況であんな微妙な飛び出ししてんじゃねぇよ!」と心で叫んだ。奇しくも不安要素が的中してしまった。この試合だけじゃなくて川口はずっとドイツワールドカップを引きづっているんじゃないかとさえ危惧してしまう。

試合はその後、遠藤が入ってつなげるようになってきて、東アジア選手権でも先制されてから
エンジンが入って追いつくというパターンもあったので、この試合もか。と、とことんプラス思考でみていたが、さすがにワールドカップ予選は甘くなかった。

0-1の敗戦。

岡田監督はこの試合の後「これからは俺流でやる」と宣言。監督としてのその発言はいささか疑問が残るものの、そう言われてしまうと、言い訳のできない状態での次の試合をみるしかないのでそれなら逆に遠慮せずやりたいようにやってもらいそれに期待しよう。

岡田監督のブチ切れなわけは本人に聞かないとわからんが、個人的にこの敗戦で意外だったのは
・やらなくていいミスで失点したこと
・ボランチが全く展開できなかったこと
の2点で、いずれも代表クラスの選手が・・・思ってしまう部分だった。

戦術云々もあるけれど、ジーコの反動と言うか・・・ちょっと今の日本はオシムジャパンのころから、監督がチームに与えるプラス要素をあまりに高く求めすぎているんじゃないかと感じる。

別にフランスやブラジルから点を取れといってるわけじゃないので、3次予選くらいまでなら監督や戦術云々の前に、個人で局面を打開するプレーもみたい。

2chでは「オシムの糞選手選考 + 岡田の糞戦術」という揶揄があったが、正直笑えない・・・