HDDのパーティションを切り直して、データ領域をなくしました。その代わりに16GBのシリコンHDD(SHD-U16G)をかってきました。
以前blogでシリコンHDDがポータブルHDDと速度比較されていたのをみて、いやフラッシュとの置き換えを考えるんだからフラッシュと比較しろよ。書きました。またとないチャンスがやってきました。
今回、リムーバブルメディアの使い方について考えました。今までは、8GBのFlashMemory(RUF2-R8G-S)をハードウェア暗号化をかけて、その中に個人データや、プログラムやWebサイトのソースコードを入れていました。どちらかというソースコードを守りたいというよりも個人データを守るのが目的だったりしました。
ただ、Flashメモリ上のVisual Studio 2005のSlnファイルを変更すると.NETが固まる問題にあい、最近、暗号化しないほうがいいかなぁ・・・と考えてました。あとVistaが重かったのでReadyBootを使おうかとも考えていました。でも暗号化しているFlashMemoryで効果があるだろうか??という疑問がありました。
で、またとない再セットアップの機会なのでベンチマークをとりました。Vistaをセットアップしている間にあいているXPのマシンで計測した結果・・おもしろい結果がでました。
# ベンチマークにはFDBENCHを利用しました
まず、FlashMemoryの暗号化ですが、暗号化しても書き込み速度はほとんど変わりません。ですが読み込み速度が1/2になってしまっています。キャッシュは読み込み中心だと思うのでちょっとReadyBootには心配な感じです。
続いて、FlashMemoryとシリコンHDDの比較です。シリコンHDDといっても中身はFlashな訳でそれほど大差はでないであろうと思っていました。読み込みはそれほど差はでていないのに、書き込みに3倍くらいの差がでています。シリコンHDDはNTFSよりもFAT方が若干パフォーマンスはいい感じですがほとんど大差はないです。
やっぱり、FlashMemoryの方がReadyBootに向いてるなと結論づけようとした瞬間。ちょっと待てよ。ReadyBootを決めるならVistaで計測しないと意味ないじゃん。じつはVistaが NTFSに最適化していないとも限らない。というわけでセットアップを一息ついて、Vistaでベンチマークをとってみました。しかし、結果は全体的なパフォーマンスはXPよりも落ちたものの相対的にはXPときの差と変わらないようです。
このような結果が出たのでリムーバブルメディアの使い方について以下のようにしようと思いました。
FlashMemory 8GB:
いつも使うデータ、プログラム、Webサイトのソースを入れる
SourceSafeも入れる勢い
シリコンHDD 16GB:
必要な時にPCに指す。個人データのバックアップや、普段使わない大きいファイル
をいれる
検討中 2GBくらい?:
ハードウェア暗号化をする。個人データを入れる。
USBが2個しかないので3つ持つのはちょっとつらいです。Bluetoothマウスを買おうかとも思ってきました。
ただそもそもメモリースティックが暗号化になってくれればそれでいいのとつくづく感じました。無駄に音楽データはできるくせに・・・このセキュリティが重視されるご時世で普通のデータファイルが暗号化できないのは意味不明です。もちろんファイル単位ならなんらかのソフトウェアを使えばできるけど、本当にやってほしいのはメディアごと暗号化。ワンセグで該当PCでしか再生できなくするように、メモステもそのPCのスロットでしか読み取れないようにすることはできないのかな??