DELLのWindowsデスクトップPCを売り、Mac mini(M1, 2020)を購入、GW中に粛々と移行した。
昔はWindows PCでもソフトウェア開発をしていたが、今はゲームPC同然になってしまった。ゲームで時間を費やすのを止めるためMacに移行することに。趣味のソフトウェア開発はMacBook Proで行うので開発以外の事務作業 + DTMが目的となる。Mac関連の雑誌を読んだところStudio OneはM1対応をしておりDTMもできそうな感触を受けたのでディスプレイを再利用でき、価格も手頃なM1 Mac miniを購入した。
残念ながらPasori RC-S380など、どうしてもWindowsでしか出来ない作業があったが、作業頻度としては低いので押入れにあるWindowsノートPCに任せることにした。
スペック
メモリ 16GBとストレージ 512GBにすると 124,080円 になってしまった。それでもIntel版だと最小構成がメモリ 8GB、ストレージが 512GBでその値段なのでまだメモリの分2万ほど安いことになる。
M1で問題なさそうなところ
https://isapplesiliconready.com/ にてM1対応状況がわかる。
M1 Macには Rosetta 2 というIntelプロセッサ用のMacアプリケーションを自動的に変換して実行する技術があり、パフォーマンスが犠牲になるが多くのアプリケーションが実行できる。アプリケーションディレクトリでアプリケーションを『右クリック > 情報』を見ると『種類』に『アプリケーション (Iniversal)』などが表示される。 ここに『(Intel)』と表示されるものがRosetta 2で動作しているのだろう。
- Alfred (Universal)
- Google日本語入力 (Intel)
- Karabiner Elements (Universal)
- LibreOffice (Intel)
- Logi Options (Intel)
- Notion (Apple Silicon)
- Quiver (Intel)
- ScanSnap Home (Intel)
- Studio One (Intel)
- TEPRA SMA3 (Intel)
基本的なソフトウェア、Studio OneやMIDIキーボードのDTM関連も動作したので基本的に問題は起きていない。ただ、まだ真剣につかっていないので実用に耐えられるのかは不明である。
Karabiner Elements でクラッシュする不具合があったそうだが、macOS Big Sur 11.3で解決したそうで、今の所クラッシュする問題はおきていない。キーボードはLogicoolのK380、マウスはMX Anywhere 3を使っている。ゲームもプログラミングもしなければ省スペースに越したことはない。
4Kディスプレイ(DELL U3219Q)に出力しているがこちらも問題ない。噂に違えず静音PCである。
M1で問題があるところ
- Vagrant + VirtualBox (Intel)
Mac miniでソフトウェア開発するつもりはないが、試しに構築してみた。残念ながらVPSサーバと同じ環境を構築するためのVagrant + VirtualBoxは実行できなかった。
仮想環境関連ではParallels DesktopがM1対応しているが、ゲストOSがARM版のWindows 10やLinuxに限られているので、既存の仮想環境の資産をそのまま使うにはハードルが高いようである。
開発PCでは無いので動かないことを検証して終わりで良かった。頑張ってM1で開発環境を構築している記事を見ると、開発目的でM1 Macを買うのは時期尚早のように見える。