Java7 vs さくらのVPSのVNCコンソール

石狩リージョンに引っ越すさくらのVPSにインストールするのは今回もDebian。ローカル開発環境でUbuntu、Raspberry Pi(Raspbian)を使っていると全部Debian系に統一できて便利である。例えばChefのレシピをあまり書き換えなくて済む。

さくらのVPSはデフォルトだとCentOSが入っているので他のOSに変えるには、さくらのVPSのカスタムOSインストール機能を使う。しかしMavericks‎からこれをやると嵌る。

カスタムOSインストールの時にVNCコンソールを使ってインストール画面を映すことになるんだけど、どうやらJava7だとセキュリティの問題でVNCコンソールが起動しない。Server returned status code 0:ってでて何も起きないのでエラーかどうかも判断できない。(Mavericks‎はデフォルトでJava7が入っている)

Java7のセキュリティ設定

Java6にしないと動かないという情報もネットには散見しているけど、Macの場合は システム環境設定 > Java > Javaコントロール・パネル > セキュリティ > タブ > 例外サイト・リスト > サイト・リストの編集(S)...https://secure.sakura.ad.jp/ を追加するか、セキュリティ・レベルを中にするかでとりあえずJava7からもVNCコンソールは動いた。あとChromeだと32bitと64bitの違いか何かでJavaが動かないのでSafariかFirefoxを使う必要もある。

しかしこの辺の情報がさくらのVPSのFAQあたりには見当たらなかった。Java、ブラウザ、TightVNCと確かにさくらのVPSから見れば外部プログラムの問題ではあるものの、Mavericks‎はデフォルトでJava7になっているし、Java8がでて徐々にJava6からJava7を安定版として使う傾向が増えてきているので嵌る人は多いんじゃないかと思う。実際、今回はこの問題のせいで出鼻をくじかれた。