UX白書

今年のデブサミには行っていないが公開資料などをチェックしていたところUX白書なるものの存在を知った。

ドキュメントがダウンロードできるので詳細はドキュメントに任せるが以下の内容が気に入った。

1.文脈:文脈が変われば、システムが変わらなくともUXは変化します。UXの領域における文脈は、社会的な文脈(例:他の人と一緒に使うこと)、物理的な文脈(例:ある製品を机の上で使うのか、でこぼこ道を走るバスの中で使うのか)、仕事の文脈(システムを取り巻く仕事で、他にも注意する必要があるもの)、技術や情報の文脈(例:ネットワークサービスや他の製品との連係など)が集まって組み合わされたものと言えます。

2.ユーザー: 人がシステムを体験することが動的であるため、UXも動的なものになります。例えば、ある製品を使おうとするモチベーション、雰囲気、そのときの心理的状態・身体的状態、期待などに影響されます。

3.システム: システムの特性に対するユーザーの知覚・認識は自然とUXに影響をおよぼします。UXに重要なことは、ブランドイメージや製造業者のイメージ(例:持続可能性(sustainability)や格好良さ)と同様に、考え抜かれたシステムにデザインされた特性(例:機能性、審美性、デザインされたインタラクティブな振る舞い、反応性)や、ユーザーが加えたりシステムを変更したり、あるいは使った結果として得られる特性(例:携帯電話に保存してある子どもの写真、機器を長い間利用したあとの傷や使い古した感じ)もです。

UXどうこうというより、単純にユーザ目線でサービスを考えるときに上記を想定して考えることが重要。というか、このあたりを言われなくても当たり前のように想像できるようにならないと、本当のユーザ目線で考えるということにならないのだと思う。似非ユーザ目線、ビジネスユーザ目線にならないように気をつけよう。