Raspberry Pi 3が発売された。使いきれてないRaspberry Piが溜まってきたのでやりたいことを思いつくまで購入は保留する。
公式Raspberry Piマガジン(MagPi)の43号でRaspberry Pi 3が紹介されているので読んでみた。MagPiはPDFが無料でダウンロードできる。
https://www.raspberrypi.org/magpi/issues/43/
項目 | スペック |
---|---|
SoC | Broadcom BCM2837 |
CPU | 4× ARM Cortex-A53, 1.2GHz |
GPU | Broadcom VideoCore IV |
RAM | 1GB LPDDR2 |
Networking | 10/100 Ethernet, 2.4GHz 802.11n wireless |
Bluetooth | Bluetooth 4 Classic, Bluetooth Low Energy |
Storage | microSD |
GPIO | 40-pin header, populated |
Ports | HDMI, 3.5mm analogue audio-video jack, 4× USB 2.0, Ethernet, Camera Serial Interface (CSI), Display Serial Interface (DSI) |
パフォーマンス向上など良い面は伝えられているが、消費電力はPi 2と比べてアイドル時に19%、ロード時に38%ほど増えている模様。
それ以外で大きいのは無線がデフォルトで使えるようになったことだろうか。MagPi 43にRaspberry Pi 3で新しくできるだろう5つが書いてあった。
- 無線センサーネットワークの構築
- Bluethooth通信のストリーミングオーディオ (A2DP)
- より複雑なゲーム
- シンクライアントインフラの構築
- 64bitコードの実行
ここまで来ると普通のパソコンになってきた。そろそろ軽量化Mod使ったら普通にPC版のマインクラフトも動くんじゃないのか。
Raspberry Pi 2と同じ価格というのも嬉しいが、消費電力が増えて気軽にUSB電源供給できなくなってきたのでまだModel B+やRaspberry Pi 2の出番は残りそうだ。
公式によるとModel B+もRaspberry Pi 2もそれぞれ $25, $35で売り続けられる。
Are you discontinuing earlier Raspberry Pi models?
No. We have a lot of industrial customers who will want to stick with Raspberry Pi 1 or 2 for the time being. We’ll keep building these models for as long as there’s demand. Raspberry Pi 1 Model B+ and Raspberry Pi 2 Model B will continue to sell for $25 and $35 respectively.
Model A+の後継も検討中らしい。もともとRaspberry Piは教育用の安価なコンピュータがコンセプトなのでパソコン化は当然のように思える。それとは別に電子工作やIoT方面の需要も高まりつつあるのでこの方向でも展開が続くのだろう。