ブログなどをレンタルサーバからさくらのVPSに移行し、自宅サーバもさくらのVPSに移行できるのではないかとふと考えてみた。
自宅サーバの役割
自宅サーバには幾つかの目的があったがその中から自宅ならでのものを取り上げると以下のものがあげられる。
・開発テスト用サーバ
・開発テスト用サーバ向けDNS
・DynamicDNS
・バックアップ処理
・個人的なメモ共有(PukiWiki)
・WAKE UP ON LAN
しかし、世の中のサービスの恩恵により、この中から開発テスト用サーバはVMWare Playerで、個人的なメモ共有はEvernoteでまかなえるようになっている。
バックアップについては自宅サーバをなくすことになれば、その分は考えなくて良い。さくらのVPSのハードウェアの可用性についてはさくらインターネットに任せるとすれば必要なバックアップは間違ってデータを消す場合やウイルスにやられた時などで個人的なサーバだったらそれは諦めるということもできる。さくらのVPSのバックアップだけのために自宅サーバを構築するのは割に合わないので他の機能のついでとしてやる程度になるだろう。
すると残りは開発テスト用サーバ向けDNS、DynamicDNSやWAKEUP ON LANなのだがこのあたりは昨今のルーターやNASなら対応しているのではないか?
NEC Aterm
ATERMの現行機種を見てみると
・WAKE UP ON LAN に対応している
・DNSサーバでは特定のドメインのDNSサーバを明示的に指定できるようなので内部向けのVMWareのサーバに向けることはできそう
http://www.aterm.jp/function/guide13/web-data/type2_s/main/8700/8w_m40.html
・Dynamic DNSにも対応しているが特定の外部サービスとしか使えない
http://www.aterm.jp/function/guide19/list-data/common/main/9500/m01_m63.html
という状況。WAKE UP ON LANには対応しているが、DynamicDNSが特定のサービスとしか使えないのでちょっと片手落ちな感じがある。NASに関してはBUFFALOやIO-DATAの製品を見てみたがルータに比べればネットワーク管理がらみの機能は無さそうだった。
次回は
既成品のルータやNASでは賄えないのかもしれない。それだったらNASを自作すればいいじゃないかという話もあるが、それはそれで面倒なのでアップルのTime CapsuleとMan miniが統合されれば事足りるのでそうなって欲しいと期待している。いずれせによメールサーバなどいくつか自宅サーバで行なっている機能はさくらのVPSに移行して、自宅サーバの重要度を下げて、落ちてても自分しか困らない程度の状態で最低限必要な機能を省電力サーバで実行するところに落ち着くのかなぁと思い始めている。
そこで次回は実際のところ自宅サーバのコストがどれくらいかかっているのかを計算してみる予定。