亀田選手が疑惑の判定や、負けたと言われていることに対して
「人によって意見はいろいろある、好きに言ったらいい」
という発言をしているようだ。
じゃぁ、ブログの上ではあるが好きに言わせてもらうことにしよう。
ワイドショーではちょっと優勢でも10対9をつけないといけない
ルールが勝因だったのではorそのルールに問題がある
みたいなことばかり取り上げているが、
それはルールなのでとりあえずは置いておいて・・・
何度も言うけれど問題なのはそんなことではない。
視聴率50%とか、出ているけど、視聴率が高ければ高いほど
無様な様を世間に晒したと恥ずかしく思わないといけないと思う。
視聴者が負け同然と思ったこと考えれば、負けた試合であることは
本人が一番わかっているはずだろう。
そんななか「好きなことを言えばいい」という対応したことは非常に残念。
亀田のビッグマウスからすれば、
「今回みんなが納得いかんかったのはわかってる。
次は最強の挑戦者を必ずKOするよ。亀田とKOはセットやからな」
くらい言わないといけないと思う。
例をあげるなら最強の王者ウィラポンを倒した、WBCバンダム級王者の長谷川選手。
判定でウィラポンを倒したとき、ウィラポンの減量失敗などをあげられ・・・
「そうだよな、辰吉が西岡が連敗したウィラポンに簡単に勝てるわけないよな。
でも勝ちは勝ち長谷川はよくやった。勝ち逃げすれば良い。」と正直思った。
しかし、長谷川はこれでチャンピオンになったとは世間が認めていないことはわかっていると言い、
なんとウィラポンと再戦。そしてその防衛戦では見事TKO勝利を奪って見せた。
再戦すると決まったとき、やらなきゃいいのになと思ったけど
誰もが納得するチャンピオンになりたいという強い意志と
誰もが納得する勝ち方をしたあの試合にとても感動した。
有言実行とはまさにあんなことを言うのだと思う。
亀田の有言実行はテレビ番組に守られて出来たもの・・・
強い相手とやっていないと言われていたが、
テレビ番組ではいつも今度の相手は強いと煽られていた気がした。
そこで今回2ちゃんねるのボクシング板に初めて行って見た。
さすが2ちゃんねる、過去対戦相手の経歴一覧が載っていた。
以下に貼ってみる。
<亀田のカラクリ>
1戦目 デンナロン・シスソバ(タイ) 戦績 0勝2敗 ○ 1回44秒KO
2戦目 プラカルン・ツインズジム(タイ) 戦績 0勝3敗 ○ 1回1分12秒KO
※日本ボクシングコミッション2005年度招聘禁止選手(八百長疑惑)
3戦目 サミン・ツインズジム(タイ) 戦績 0勝4敗 ○ 1回1分48秒KO
4戦目 ダオチャイ・KTジム(タイ) 戦績 0勝5敗 ○ 10回判定
※日本ボクシングコミッション2006年度招聘禁止選手(八百長疑惑)
5戦目 ノパデッチレック・チュワタナ(タイ) 戦績 0勝0敗 ○ 2回59秒KO
6戦目 ヨードゲン・シンワンチャー(タイ) 戦績 0勝4敗 ○ 1回2分10秒KO
7戦目 サマン・ソー・チャトロン(タイ) 戦績 46勝7敗1分 ○ 1回2分59秒KO
※チャトロンは35歳、3年前に1度引退。復帰後3連敗
8戦目 ワンミーチョック・シンワンチャー(タイ) 戦績 12勝2敗 ○ 3回50秒TKO
※亀田は防衛戦を一度もせずに王座返上。一部のライターや元プロからワンミーチョックの手数が明らかに少なかったと指摘される。
9戦目 ノエル・アランブラッド(ベネズエラ)戦績 21勝4敗1分1無効試合 ○ 7回TKO
※アランブラッドは元WBAミニマム級チャンピオンで亀田(フライ級)とは2階級差
10戦目 カルロス・ボウチャン(メキシコ)戦績 16勝12KO5敗 ○ 6回2分20秒KO
※ローブロー疑惑。試合終了後亀田親父がとんでもない剣幕で相手陣営に怒鳴り込む(ブック破りで切れた?)
11戦目 カルロス・ファハルド(ニカラグア)戦績 15勝10KO6敗1引 ○2回1分28秒TKO
※ファハルドの最終戦は2005年6月17日(1年近くのブランク有り)で、もともとミニマム?Lフライ級の選手
昨日亀田が1階級下げて(ライトフライ)タイトルマッチを争ったランダエダは元々最軽量のミニマムの選手で亀田とは実質2階級差。本来は去年の12月で引退予定だった選手。
見事なまでに弱いかませ犬か、勝ち数の経歴だけはあるが引退同然の選手か
2階級下同然の選手としかやっていないことがわかってしまった。
視聴率から見てもわかるように、亀田は金になる選手。
だから亀田の実力が疑問視されるような対戦相手の経歴などはTVでは発表されないだろう。
載るのは、せいぜいこういった2ちゃんねるか週刊誌くらいで
世間の大半の人は知らないままになると思う。
それどころか、テレビでは今後も対戦する相手はすべて
最強の対戦相手と煽られ続けるだろう。
ただ本人が好きなこと言ったらえぇと言っているので、
このブログでは堂々と貼っておこう。
そして君はテレビに作られたチャンピオンであると疑っていることも言っておこう。
正直亀田には新しい世代のボクシングチャンピオンとして応援していたけれど
結局、それもテレビの情報操作にまんまと騙されていたんだなとつくづく思う。
彼がボクサーとして努力もしているし、がんばっているし、盛り上げようとしている姿勢は認める。
だからこそ裏切られた期待は大きい。
この裏切られた期待を取り戻すために、最強の王者もしくは挑戦者を倒して
誰もが認める世界チャンピオンになってもらいたい。
今回のような試合で3階級制覇しても、このままではテレビに作られた有言実行にしか見えないし、
お茶の間用のドラマ。それこそお父さんの教えてもらったボクシングに泥を塗っていると
今後何年も語り継がれることを良く考えてもらいたい。
最後に、長谷川はウィラポンの再戦のあとのインタビュー記事を見つけたので貼っておこう。
http://number.goo.ne.jp/kakutogi/651/20060420-f1-1.html
一言一言に重みがある。何故だろうと考えた、わかった。
それだけ見る人が納得するチャンピオンの歩み方をしているからだ。
世の亀田ギャルの多くは長谷川なんて知らないだろう。
インタビューで視聴率が伸びなかったことにも長谷川本人も言及していた。
亀田がいくら取り上げられても長谷川のような本物のチャンピオンが
いつまでもテレビで取り上げられないようであれば、
亀田がボクシングを盛り上げているという話は、そうではなく
ただテレビを盛り上げているということにしか思えない。
金になる人間を祭り上げて世間が認めないチャンピオンをつくり、
誰もが納得してチャンピオンになった人間がテレビで取り上げられない
こんな状態こそ問題なのではないかと思った。