ミニマルなDTM環境を整える

ミニマリストを目指して使っていなかった音楽機材を売約した。iRIG KEYS PROやエフェクター類など。残ったのはエレキギター(TOKAI TALBO)とBOSS JS-8だけになった。

でも、またDTMや楽器演奏はやりたくなった。使わなくなっても困らないように今回はミニマルなDTM環境を目指すことにした。

DTM2021

今回のテーマ

  • 小さいもの (使わなくなっても邪魔にならないように、あといちいち設置や片付けがあると面倒になって続かなくなる)
  • 必要最低限の機能のもの (多機能だと覚えるのが面倒になって続かなくなる、必要になってから買えば良い)
  • 音質にこだわらない (人に聞かせるレベルになってから考えれば良い)

最初は高くても小さかったら良いと思っていたけど結果的には必要最低限の機能に留めた結果、安価なもので揃えることができた。

ちなみに昨年は巣ごもりによる需要と中国などの生産の問題もあり、オーディオインターフェースの品薄状態があったらしい。今回は選択に困ることもなく助かった。

DAW

DAWはPreSonusの『Studio One Artist』を持っていたのでとりあえずそれを使うことにした。まったく使いこなせてないが、一応これを選んだ理由があったはずなので今更別のDAWを買い直す気にはなれず。

DAWもメジャーどころのアプリは進化を続けてあまり差異がなくなってきた印象を受けた。プログラミング言語の世界に似ている。

購入したもの

カテゴリ 商品名 税込価格
オーディオインターフェース Focusrite Scarlett Solo ¥13,420
MIDIキーボード M-Audio Keystation Mini 32 MK3 ¥5,464
モニターヘッドフォン AKG K72 ¥4,089

オーディオインターフェース

DAWをすでに持っていたので付属ソフトウェアは判断の対象外になった。とりあえずギターが録音できて将来的にマイクが挿せれば良いとだけ思った。『JS-8』がオーディオインターフェースとして使えなくもないことは知っていたが普通に買うことにした。

Focusriteの『Scarlett Solo』は最低限の機能があって、デザインもよく、場所も取らないということで選択。同時に2入力使ったりしないし、出力も当面はヘッドフォンだけしか使わないと思ったので『Scarlett 2i2』は不要と判断した。大は小を兼ねるよりも、今回のテーマである小さいものを買うことを優先。

メジャーなオーディオインターフェースとしてSteinbergの『UR-Cシリーズ』も候補に考えていたが、DAWを『Curbase』に揃えたくなりそうなのでやめた。逆にPreSonusの『Studio USB-Cシリーズ』に揃える手もあったがあまりメジャーな気がしなかったのでスルー。『Studio One Artist』が付いてくるのでDAWを持っていなかったら有りだった。

ギタリスト向けのオーディオインターフェースとしてAudientの『Sono』やIK Multimediaの『AXE I/O』もあったが、使いこなせる気がしなかった。今回はとりあえず録れれば良いということで必要最低限のものにした。『Scarlett Solo』なら場所も取らないので不満を感じてから買い換えれば良いだろう。ただ『AXE I/O』は大きすぎるのとデザインが無骨すぎてあまり欲しくはない。

MIDIキーボード

MIDIキーボードはとにかくスペースを取らないものを考えてM-Audioの『M-Audio Keystation Mini 32 MK3』に落ち着いた。『AKAI MPK mini MK3』もデザインが良くて最後まで悩んだが打ち込みパッド要らないだろうし、必要になったら買ったら良いということで諦めた。

今回YouTubeの動画をいくつか参考にしてみたが『AKAI MPK mini MK3』のような打ち込みパッド付きの商品やDAWの『Ableton Live』が勢力を伸ばしているように感じた。この手のツールを使う人達にYouTuberが多い説もあるので実際の統計はわからないけど。

モニターヘッドフォン

モニターヘッドフォンは『AKG K72』という安いのを買った。JS-8につないでいるソニーの『MDR-7506』を使う手もあったのだが、eBandシリーズは何故か入力端子がステレオミニプラグなので、JS-8とオーディオインターフェースでヘッドフォンを繋ぎ替えるのが面倒になると思って追加購入した。

どうせ音質の違いなんてわからないから安いので良いと思っていたが全然『MDR-7506』と違っていた。。。

頑張って『MDR-7506』を繋ぎ変えるか、モニター力に拘らないなら余っているウォークマンのインナーイヤーヘッドホンをステレオミニ→ステレオ標準変換プラグで挿せばよかったのでは?と気づいて、モニターヘッドフォンは買い足さなくてよかったのかもしれないと思ってもいる。

購入しなかったもの

モニタースピーカーは買わなかった。とりあえずヘッドフォンだけで良いだろうという判断と、そもそも人に聞いてもらう段階までいけるか不明なので、音を忠実に再現しているかどうかとか考えるレベルに達していない。一応買うならJBLの『104-Y3』かIK Multimediaの『iLoud Micro Monitor』をピックアップはしていた。


マイクも買わなかった。声を録るところまでたどり着いたら考えよう。まずは打ち込みとギターの録音から、そのまえに演奏力を取り戻さないといけない。

BOSSの『GT-1000 Core』が欲しくなったが我慢した。コンパクトでオーディオインターフェースにもなるのでギターを録音するだけならありだった。ただギターだけ録るなら『JS-8』でもできるのと、値段が高く自分には持て余す気がした。過去に買ったBOSSのマルチエフェクターも最初だけしか音作りせず、面倒になって全部前のやつで良いやってなってしまうので。

そういう意味では『BIAS FX 2』の方がありな気がしている。こちらはPC上で音を作るものだがクラウドで作った音を共有できるらしいので、すでに公開されているものを使えば時短になる。

調べるといろいろ欲しくなってしまうが、また買って無駄にはしたくないので、とりあえずはギターのリハビリとStudio Oneの使い方を覚えることから始めよう。