最初にこの本に出会っていれば良かった。
Raspberry Piは万能すぎて、LinuxやPCとしての使い方などにも触れざるを得ないため、本の内容が広く浅くなってしまう傾向がある気がしてる。
自分の場合はPCやLinuxについての情報はあまり必要がないし、 Raspberry Pi(Raspbian)で電子工作する時の手順についていろいろ書いている本が欲しかった。
Raspberry PiクックブックもLinuxとプログラミングに触れているのでそのあたりは他の本と同じなんだけど後半7章は電子工作関連の内容になっているので割合が多い(Raspberry Pi入門本だと電子工作はだいたい最後の章で出てくる程度なので)。
- 8章 GPIOの基本
- 9章 ハードウェアの制御
- 10章 モーター
- 11章 デジタル入力
- 12章 センサー
- 13章 ディスプレイ
- 14章 ArduinoとRaspberry Pi
Linuxやプログラミングの知識があって、電子工作は触り程度しかわからない自分のようなソフトウェアエンジニアにとってはいいんじゃないかと思う。電子工作について調べてもRaspberry Piでやるための知識の変換(応用)にいちいち時間がかかるから「GPIOの何番につなぐ」って書いてあると助かる。
さすがにこの本1冊でなんでも解決するとは思わないので電子工作周りは他の情報での学習も必要だと思う。ただRaspberry Pi視点での電子工作としてはよくまとまっていると思う。というかRaspberry Pi本が増えてきてどれが良いのかよくわからん。最近始める人は本を選ぶのに困るんじゃないかな。