なでしこをなるべく客観的に見る

なでしこの報道が加熱すればするほど、自分は逆に冷静に客観的にみることができるようになっている。

なぜかというと、なでしこはワールドカップ決勝以外みていない。むしろU17や南米選手権に浮気をしていたし、これからなでしこリーグを見るかと言わればおそらく見ないであろう。それだけに優勝したからどうこういって騒ぎ立てるのは選手たちに申し訳ないという気持ちがある。

唯一見た決勝戦についてはコメントできるが、勝因は序盤の猛攻をなんとか防いだからと見ている。アメリカはリードしてからペースを落としたように見えた。おそらく今まで負けたことがないという自信がそうしたのだろう。自分達のサッカーをしていれば勝てると思っていただろうし、リードしたことでその慢心が出たと思う。

もし、序盤のうちに失点していたら畳み込まれて一方的になった恐れがあるし、逆に点を取られるのが遅すぎたら日本が取り返す時間がなかった。そういう意味ではリードされてから時間が多く残されていたのは日本にとってはよかった。

勝因の一つとして「最後まで諦めなかったから」という意見については自分は全く持って理解ができない。確かにアメリカは強い相手だが5点差がついたわけじゃない。ロスタイムにリードされたわけでもない。

ワールドカップ決勝という舞台で、一点差、十分に時間がある状況で諦めることができるサッカー選手を逆に教えてもらいたい。そういう意見は選手を馬鹿にしているとさえ思える。勝因は「選手達に勝つ意思があったから」と言われたら、じゃぁいつもは勝つ意思がないのかと思われてしまうよ。

なでしこの報道をみていると、オマイラとりあえず一旦落ち着けと言いたい。