HTC MozartでWindows Phone 7.5を試してみる

HTC 7 Mozart

MicrosoftのスマートフォンOSでるWindows Phone 7.5 Mangoが日本でもauからリリースされた。日本ではまだ一機種しかなくてまだまだ高い。どうやら海外のモデルでも日本語のMangoにあげられるそうなので安そうなHTC 7 Mozartを購入してみた。Mozartで日本語化やMangoにあげてみたというブログのエントリは検索すれば結構見つかるし、実際やってみたけれど簡単だった。

おおよその流れは以下のような感じ。

  1. APP HUBからWindows Phoneの開発者登録をする
  2. 開発環境(Windows Phone SDK 7.1)を構築する
  3. 1shopmobileでHTC 7 Mozartを購入
  4. SDK7.1の登録ツールでMozartと開発者情報をひもづける
  5. アップデートする前にレジストリエディタをSDK 7.1のアプリケーション転送ツールでMozartへインストールする
  6. ここを参考に日本語設定を追加するレジストリを追加する
  7. ここを参考にMangoにアップデートする

細かいやり方はリンク先の先人に譲るとしていろいろハマったというか、混乱したところを書く。

7.5? 7.1?

まず、Windows Phone 7.5、これはコードネームらしい。Windows Phone 7.5/Mangoの実際のOSのバージョン番号は7.1に相当する。なんでこんな混乱させる仕様にしたのかわからない。そのため開発環境もSDK 7.1だし、機種のバージョンを確認するときも7.1になっていればMangoということになる。

システム言語を日本語にできない?

次にMangoでは日本語が正式にサポートされているが、システム言語の選択については各国のキャリアによって制限されている。というわけで海外モデルを選んでもシステム言語に日本語が選べないことがあり、実際1shopmobileで購入したMozartはそうだった。システム言語のサポートを増やすにはレジストリを変更する必要がある。というか、Windows Phoneでもレジストリやレジストリエディタがあるというのは驚きというか当たり前のことかもしれないがWindows PhoneもWindowsのサブセットということなのか。

日本語化には開発者登録が必須?

このエントリを書いている時点ではレジストリエディタはマイクロソフト公式なものではなく有志の手で作られたものであり、Mangoは動かなかったりする。そのため手順としてはVersion 7.0のときにレジストリエディタを転送してレジストリを追加するということだがここで面倒なことがおきる。

Windows PhoneはどちらかというとAndroidよりもiOS方式になっている。たとえば実機で開発を行うには開発者登録が必要になる(Androidは開発自体は無料でマーケット登録の初回時に料金が発生)。iOS同様にマーケット自体もOSベンダーが握っているため実機に自由にアプリケーションを転送する方法がなく、結局のところ開発者登録が必要になるっぽい。jailbreakのような抜け道もあるのかもしれないがよくわかっていない。