関西アーバン銀行のインターネットバンキングサービスの移行は突っ込み所満載

びわこ銀行が関西アーバン銀行に吸収合併された。これに伴いインターネットバンキングの移行の案内が着ていたのでその通りにやってみたのだがツッコミ満載だ。

まずログインIDとやらを取得しないといけない。口座番号と郵送されてきた初期パスワードを入れてログインID設定画面にいけるようになっている。まずハマッたのは口座番号の桁が足りない場合は0を入れて埋めないといけない点だ。これは説明を読んでいない俺も悪いのだが、桁がたりないというエラーを出してくれれば済む話だ。なぜそれをしてくれない。

第二にハマッたのはびわこ銀行からの移行者は初期パスワードの先頭にa、確認パスワードの先頭にbを付け足さないといけない点だ。びわこ銀行かどうかの分岐をそれでやってるんじゃないかと思うんだけど、だったら一個選択ボックスで口座がどこの銀行か選択する仕様にすれば済む話だろう。内部処理のためにパスワードに意味をもたせた接頭文字をユーザに入力させるなんて正直言って頭が狂ってるとしか思えない。

それを乗り越えてログインIDの取得だ。ログインIDはユーザが決めることができる仕様になっているが、英数字を組み合わせるとか他の人に推測されないような名前にせよとか説明が書いてある。つまりユーザに覚えやすいIDをつけさせる手軽さと、セキュリティとのバランスがどっちつかずになっている。こんな中途半端な仕様にするならログインIDはそっちがランダムで決めればいいじゃないか。銀行のシステムだからセキュリティを優先すべきだろう。

それらを乗り越えてやっとのことでログインIDを取得した。というかログインパスワードがわからない。郵送されてきた説明を読むとログインIDを収得するときに使ったパスワードがそれのようだ。当然今度はaを入れてはいけない。ログインできたと思ったら

お取扱いができなくなりました。
詳しくは本サービスのお問合せ窓口へご照会下さい。[B293]

スゲーわ、これつくったやつスゲーわ。前から思ってたけどダメなシステム作るのも才能だと思う。SSL証明書の契約者がNTTデータになってるんだけど結構SEの会社としてはでかいとこじゃないのか。実際はどっかの下請けが作っているのかもしれんが、全体的にみてレガシーな業務システムの印象だ。逆にいうと銀行の内部ではこのレベルのシステムで業務をしているのかもしれない。就活のときSEとか銀行のシステムとかにまったく面白みを感じ無くて途中で選考を辞退したのは間違いじゃなかったと思う。