キャズム

今更ながらキャズムを読みました。ネットでも少し読んでいましたがちゃんと読むと勘違いしていたところもありました。マーケティング中心の書籍だと思いますが技術者も読んだほうが良いです。

技術者は技術者で、自分の持っている知識の沼に落ちてしまうことがあると思います。どういうことかというと個人、もしくは組織が所有している知識や強みを活かそうとして返って本来の進むべき道を見誤ってしまうことがあるということです。ソニーがOpenMGやMDにこだわってiPodに遅れをとったように・・・

しかし、強みがあればそれを活かす戦略を考えるのは当然のことですし、その強みがその個人および組織のアイデンティティである場合、それを捨てることは目的の放棄にもなりかねません。また強みを捨て、多くの従業員を路頭に迷してしまうかもしれない選択するのはとても勇気が要ることです。

それでも選択しなければならない時があると思います。そこには技術者が抱えるキャズムというものがどこかにあるような気がしてなりません。